私は営業職を約6年間経験してから、異業種、異職種への転職を経験しています。
いわゆる、営業を辞める転職=キャリアチェンジ転職です。
現在は、自分がやりたかったマーケティングの仕事で、年収1000万以上の給与をサラリーマンとして得ることができています。
今回は、私自身の経験からキャリアチェンジにおすすめの転職サイト・エージェントを紹介します。
こんな方におすすめ
- 営業を辞めたいと思っている人
- 職種を変える転職がしたいと思っている人
- 異業種への転職を検討している人
Contents
営業を辞める転職の現実
まず、最初にお伝えしておきたいのは、キャリアチェンジ転職は、同業界、同職種の転職に比べると難易度は高いです。
当然ながら、同業界・同職種の人材の方が即戦力を期待できるので、経験者に対して未経験者は不利な状況にあります。
それを踏まえた上で、キャリアチェンジを実現するには”戦略的な転職活動”が必要になってきます。
求人サイトvs転職エージェント
現在の一般的な転職活動は大きくわけると下記の2つの分類されると思います。
公募されている求人への自主応募(求人サイトなど)
転職エージェント(人材紹介会社)の利用
キャリアチェンジ転職には、転職エージェントの利用をおすすめします。
転職市場動向の把握、カウンセリングによる自分のセールスポイント・弱点の把握、自分自身の現状に合わせた職務経歴書・履歴書の書き方、面接対策まで転職エージェントを活用するメリットは非常に大きいです。
特に、自分が経験していない業種、職種に関する情報はなかなか自分だけでは手に入れることは難しいのが現実。
転職エージェントを上手に活用することが重要です。
転職エージェントは最低3社は登録したい
私自身の転職の際も必ず毎回3社~5社の転職エージェントに面談をしてもらっています。
理由は簡単で、転職エージェントは会社ではなく、担当者(キャリアカウンセラー)の人材力によって大きく結果が変わるからです。
また、どんな担当者に当たるかは運なので、リスクヘッジのためにも必ず複数のエージェントと会うようにしています。
特に今回のケースでは、


と伝えても、担当者によっては、営業職での転職を推奨してくる可能性があります。
それは、親身になって相談に乗ってくれた上で、転職成功を考えた時に純粋に「営業職」を推奨してくれることももちろんありますし、相談者側の事情よりもエージェント側の事情を優先している可能性もゼロではありません。
エージェントのビジネスモデル
転職者の採用が決まった際の年収に応じた成功報酬を、採用企業がエージェンシーに支払うのモデルが一般的です。(一般的に年収の30%分と言われる)
つまり、エージェントの利益だけを考えるのであれば、できるだけ早く・高い年収で決めさせたい、と思っています。
職種や業界は関係ありません。
営業経験者は営業職に転職させる方が簡単でかつ年収も上げやすいので、人によっては営業職を強く推奨してくる可能性があるのです。
いいキャリアカウンセラーに巡り会えるかは運です。
そして、よいキャリアカウンセラーを戦略パートナーにできるかが、営業を辞める「キャリアチェンジ転職」成功の大きな鍵になります。
営業をやめたい人の転職エージェントの選び方
キャリアチェンジ転職にあたり、私がおすすめする転職エージェント選び方は、いわゆる大手転職エージェントと自分が興味のある業界/職種に特化した専門型エージェントを組み合わせて利用することです。
ココがポイント
大手転職エージェントの総合力
特化型エージェントの専門性
それぞれ得意分野である紹介先の企業が違いますので、併用することで幅広く求人を網羅することが期待できます。
また、大手エージェントの幅広い知見、専門エージェントのより深い知見を元にしたキャリアカウンセリングの違いにも注目です。
おすすめ大手総合エージェント
リクルートエージェント
国内転職サービス最大手のリクルートグループの転職エージェント。
私自身も転職時に毎回利用させてもらっていました。
実績・評判の通り、求人数は豊富で、応募先に対する交渉力も強かった印象があります。
またキャリアカウンセラーの人材も豊富で、最初に担当された方とあまり相性がよくなかったことを正直にお伝えすると、すぐに状況を確認して別の担当者の方を紹介頂きました。
その担当者の方は、私とも相性抜群で転職成功に向けて手厚くサポート頂きました。
キャリアカウンセラーの人材層の厚さを感じたエージェントです。
doda(デューダ)
パーソルキャリアの「doda」も大手の転職エージェントです。
こちらも私は何回か実際に転職時に利用していました。
大手優良企業への紹介実績多数ということで、幅広く求人を紹介してもらいました。
私を担当してくれた方は、非常にフットワークが軽い方で大いに助けらました。
大量に具体的な企業名の求人を送ってくれ、一件一件こちらの志望度や理由をヒアリング。
その情報を元に、新たに大量の求人を紹介頂くという流れで、私自身の転職の可能性を大いに広げてくれました。
おすすめ専門特化型エージェント①
ここからはいくつか専門エージェントを紹介します。
自分が希望する業界・職種によって、相談先は変わってきます。
私自身が営業を辞めてマーケティングの仕事をしているので、専門エージェントしてマーケティング関連のエージェントを紹介します。
マーケターになりたい、マーケティングの仕事をしてみたい、と思う方は参考にしてみてください。
シンアド
マーケティング職への転職求人に特化しているエージェンシーです。
専門エージェントだけあり、私の担当だった方は自身がキャリアカウンセラーでありながらマーケティグ職経験者でした。
自身の体験談も交えて業界のことについて、具体的な生の情報を多く聞くことができました。
また「同じような求人ばかり」と思ったら来てくださいとWebサイトにも記載されていますが、私のときも実際にここでしか紹介されない求人がありました。
専門エージェントの強さを感じたエージェントです。
マスメディアン
マスメディアンは、宣伝会議、販促会議、ブレーン、広報会議などクリエイティブ・マーケティング関連の専門誌を発行し60年以上の歴史を持つ「宣伝会議」のグループ会社。
マーケティング職に興味のある人は、本屋で何度か見たことがあるかもしれませんね。
広告・Web・マスコミ職種の中では、最大規模の求人数というだけあり、こちらでもここでしか紹介されない求人がありました。
「マスメディアン」という名前から、広告会社などが多いと想像していたのですが、一般企業の広告・宣伝・マーケティング職の案件も豊富でした。。
マーケティング職に興味があるのであれば、押さえておきたいエージェンシーです。
おすすめ専門エージェント②
営業職を辞めるキャリアチェンジ転職において、デジタルマーケティングの分野が、転職可能性も高く、年収アップの面でも期待できると私は思っています。
デジタルマーケティングは比較的新しい分野で若くてもやる気があればキャッチアップできる余地があり、非常に高い人材需要があるので今後のキャリアアップにもつながりやすいです。
私自身も営業職から、まずはデジタルマーケティングの領域に飛び込み、そこで経験を積み今はデジタルマーケティング、ブランドマーケティング両方を取り扱う統合型マーケターとして仕事をしています。
ワークポート
総合エージェンシーですが、元々は10年以上IT専門のエージェントだったワークポート。
強みであるIT/インターネット業界だけでも約2000社との取引実績有り、リクナビNEXT『GOOD AGENT RANKING』にて第15回~第20回の6回連続、転職決定人数部門『第1位』という実績から、IT業界との強いつながりを期待できます。
IT・WEBマーケティング業界のことを網羅的に押さえたいなら、ぜひ検討したいエージェントです。
ギークリー
IT・Web・ゲーム業界に特化した人材紹介会社のギークリー。
個人的に注目したいのはスマホアプリやスマホゲームのマーケティングです。
私の友人も多くこの業界で働いていますが、彼らは本当に優秀で会話の中から非常に勉強になることが多いです。
ユーザーのアクションをほぼ全てデータで補足できているので、マーケティング施策効果の分析に長けています。
注目度が上がっているデータサイエンティスト(データ分析の専門家)になった友人も何人かいます。
「営業を辞める」転職のポイント
営業を辞めるキャリアチェンジ転職は通常よりも難易度が高いです。
ですが、私自身もそうですし、私の周りにも、営業を辞めて他の職種で年収をアップさせている人間は実際に数多く存在します。
マーケティング職、コンサルタント、エンジニア、人事など、キャリアステップは人それぞれです。
成功している人の共通点は、「営業を辞めたい」という不満を口にするだけでなく、実際に戦略的に行動したこと。
転職エージェントの存在、特に自分と相性のいい優秀なキャリアアドバイザーのサポートが難易度の高い転職の成功確率を高めてくれることは間違いないでしょう
(おわり)
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