私はこれまで転職をして業界や職種を大きく変えながら、幸運にも年収アップし続けてきました。
中小企業の営業職として年収350万円からスタートし、30半ばの今はマーケティング職として年収1000万以上の給与を得ています。
そんな私が周囲の友人や後輩から転職相談を受ける時にいつも伝えていることを今回は紹介したいと思います。
転職をするか迷っている人へ
今回の記事は、まだ転職するかどうかをそもそも決めかねている、いわば転職初心者向けの方の記事です。
私自身もそうでしたが、一回目の転職は非常に勇気のいる決断でもあります。
そんな方の少しでも参考になれば幸いです。
こんな方におすすめ
- 転職するかどう判断すればいいか迷う
- やりたいことがわからない、自分の適職がわからない
- 自分に自信がなくて、転職するか迷っている
転職すべきか結論を出す前に
まずは、下記の質問をご覧ください。
この質問にあなたは回答することができますか?
キャリアに関する5つの質問
あなたの今の年収は市場から見て適正ですか?
あなたの強み(企業が採用する理由)はなんですか?
あなたの強みは、他の転職者と比べてどの程度優秀ですか?
今後年収アップするためには、どんな経験値・知識・スキルを伸ばす必要がありますか?
転職する場合としない場合のメリット・デメリットが総合的に判断できていますか?
ある程度キャリアを積んでいるか方や転職経験者の方は回答できると思いますが、まだ転職未経験者であれば、なかなか回答するのが難しいのではないでしょうか。

キャリア戦略が必要とされる時代
自分のやりたい仕事をしながら年収アップを目指すことが、このサイトのテーマでもありますが、これだけ世の中の変化が激しい時代において、それを実現するには「キャリア戦略」が重要だと考えています
つまり、転職市場、自分のこと、競争相手(ここでは他の転職者)に関する情報を整理・分析した上で、具体的に今どのように行動するか戦略を立てる必要があります。
先程、紹介した質問には、戦略を立てる上で必要な情報が詰まっています。
そして、ここで重要なことは、「転職しない」という決断をするにも、先程の質問に答えられなければ導き出すことができません。
ただ現状維持が心地よくて「転職をしていない」状態と、戦略的に「継続して今の企業に所属している」ことは天と地ほどの差があります。
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自分の市場価値はわかっていますか?
正しいキャリア戦略には良質な情報収集が必要不可欠です。
転職市場の動向、自分のこと、他の転職者を総合的に分析して、はじめて自分の市場価値がわかります。
そして、自分の市場価値を最も効率的に把握するために、一番てっとり早い方法が、転職エージェントの活用です。
私が友人や後輩にエージェントの活用をおすすめするとたいてい下記のような反応が返ってきます。


言っていることは、もっともな気もします。
というのも、私も転職未経験のときはそのように思っていたからその気持がよくわかります。
ただ、はっきり言って、そのやり方は効率が悪いと思っています。
「転職したい」病
転職経験者の私に言わせると、「もう少し考えたい」という人の90%くらいは1年後も同じようなことを言っています。
なぜでしょうか?優柔不断な性格の問題でしょうか?
私の考えは違い、性格の問題ではなく、転職を決断する情報が足りていないことが原因だと思っています。
私は転職活動において「自己分析」を非常に重視していますが、転職活動において有意義な「自己分析」を行うために必要なのが十分な情報量です。
転職エージェントの活用の大きな理由は、良質で豊富な情報が効率よく手に入るからに他なりません。
転職エージェントの主な役割は「求人を紹介すること」ですが、実はそれ以上に転職初心者にとっては、情報収集・カウセリングにこそ、転職エージェント活用の真の価値があります。
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自分の市場価値を把握できる
転職エージェントのカウンセリングの一番の収穫は、市場価値の把握。これに尽きます。
普段自分の仕事をしいて、評価を受けるのはあくまで会社内の評価であり、いわゆる市場全体からの評価を受けることはほとんどのあ場合ありません。
転職エージェントは、あらゆる求人ニーズを持っているので、これまでの自分の経験がどれくらいの値段で売れるかを客観的に判断してくれます。
伸ばすべき力がわかる
市場価値がわかると同時に、どうすればもっと市場価値を上げることができるのかのヒントを得ることもできます。
自分の市場価値を上げるために、何をすべきかわかっていることはキャリア戦略において非常に重要なポイントです。
そして、「今後市場価値を上げるためにやるべきこと」が今の会社にいた方がやりやすいのか、それとも転職した方がチャンスは多いのかを考えることこそ、今転職をすべきかどうかの大きな判断材料になります。
転職の有無に関わらず、自分の現在の市場価値、今後伸ばすべき能力・経験というのを常に意識して日々の仕事に取り組むことが重要です。
人に話すことで気持ちを整理できる
また、そもそも具体的に転職やキャリアを考えたことがない人ほど、エージェントに話を聞きにいった方がいいとオススメする理由は、人と話をすることが自分の気持ちの整理にもっとも役立つからです。
ポイント
自分のキャリアをどう築いていくのか
今の仕事は自分に向いているのか
転職した方がいいのか、今の会社にいた方がいいのか
誰しもが悩んだことがあることだと思いますが、明確な答えなど存在しません。
最終的には、自分の中で決断をするしかありません。
このような正解のない答えを出すときには、自分ひとりで考えることも大切ですが、人と話すことで自分の考えがきれいに整理できることは多くの人が経験していると思います。
転職エージェントにとって、面談相手の頭の中を整理すること非常に重要な彼らの仕事ですので、話し相手にはうってつけです。
転職エージェントのビジネスモデル
転職エージェントへのキャリア相談は無料です。
案件を紹介してもらっても無料、転職成功しても無料です。
場合によっては、逆に転職成功すると祝い金としてお金をもらえることすらあります。
これは転職エージェントのビジネスモデルが、転職成功による成果報酬モデルをとっており企業側から紹介料を徴収しているためです。
一般に、転職者の年収の30%が転職エージェントの紹介料と言われています。
つまり、転職エージェントとしては、転職希望者の相談に乗りつつ転職を成功させないと一円も入ってきません。
そのため、基本的なスタンスとして彼らは中立の立場を装いつつ、基本的には転職に導こうとしていることは意識しておきましょう。

おすすめの転職エージェントは?
おすすめの転職エージェントは、その人の置かれている状況によって異なります。
私自身が実体験を元にいくつかの転職エージェントを具体的に紹介していますので参考にしてみてください。
転職エージェントの相性によっても、カウンセリング効果は大きく変わるのでいくつかのエージェントを並行利用することがおすすめです。
おすすめエージェント一覧

もやもやを解消して前に進みましょう
人に話を聞いてもらうというのは、自分の漠然とした悩みを整理するのに非常に有効です。
プロに無料で相談できる機会を利用しない手はないでしょう。
私もこれまでの転職経験の中で、多くの転職エージェントのキャリアカウンセラーの方にお世話になりましたが、人によってアドバイスもさまざまで大きな気づきを得ることも少なくありませんでした。
自分のキャリアターゲットがクリアになると、自分の通常業務の意味合いも大きく変わってくることもありますので、一度キャリア相談に行ってみるのは非常におすすめです。