転職コラム

海外駐在員の給料・手当の平均相場|高年収サラリーマンの給与事情

更新日:

海外駐在の年収-給料

このサイトの大きなテーマでもある「年収をアップさせる」転職。

このテーマにおいて避けて通れないのが、海外赴任・海外駐在員という選択肢です。

キャリアチェンジをしながら転職を重ねる中で、周囲に海外赴任経験者もそれなりに増えてきはじめると、海外赴任・海外駐在のリアルな情報が入ってくるようになりました。

そこで知ったのは、日本で働くよりもはるかに給与水準が高いこと、そして英語を話せなくても意外と海外赴任をしている人がいるという事実です。

今回は、年収アップに直結する「海外赴任」「海外駐在」の給与の話を中心に紹介したいと思います。

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海外赴任・海外駐在の驚愕の給与水準

日本企業に採用されて、海外に赴任するという働き方があります。

いわゆる海外駐在員です。

一昔前は「海外赴任をすれば家が建つ」と言われていた時代もあったようですが、現実はどれくらいの給与水準になるか、リアルな数字を紹介していきます。

また、このページにたどり着いた方の中には、現地採用として海外で働くことを検討している人もいるかと思います。

海外駐在員と現地採用は全くもって別物で待遇も天と地ほどの差があるのが一般的ですので注意が必要です。

詳しく解説していますので、こちらをご覧ください。

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海外赴任で手取りが約2倍!?

業界・企業、そして赴任する地域によってもちろん大きく異なるのは前提として、私が知る限りだとおおよそ額面の給与で1.2倍~1.5倍程度手取りに換算すると1.5倍~2倍位の給与になるケースが多いようです。

実際に私の身近にいる友人のケースを下記に、具体的に公開しましょう。

海外駐在のリアル年収事情

日本在籍時の年収

 額面年収:1000万円

 手取り年収:750万円

海外駐在時の年収

 額面年収:1300万円(1.3倍)

 手取り年収:1300万円(1.7倍)

ちなみに手取り年収1300万円という金額は、日本での税金などを考慮した額面年収に換算すると2000万円を超える水準です。

つまり額面年収で見ると、私の友人は「海外勤務になった」だけで、額面年収換算すると約2倍になった計算になります。

そして、驚くのはまだ早いです。

高額な年収に加えて、年収だけではない海外駐在のメリットは他にも山のようにあるので、それも紹介していきましょう。

この友人は1年間で大体1000万円くらい貯金できると言っていました!すご過ぎる・・・!

 

海外駐在員の給料のヒミツ

なぜ、これほどまでに給料や手取り年収がアップするかですが、大きく分けると2つのシンプルな要因があります。

ココがポイント

手当が豊富

 ⇒もらうお金が増える

税金の支払いがなくなる

 ⇒出ていくお金が減る

 

海外駐在員の手当一覧

日本から派遣される海外駐在員は「何かあってはいけない」ので、企業から非常に手厚く守られます。

そして、身の回りの危険、不便を解消するために、非常に多くの特別手当がついていることが一般的です。

業界・企業、そして駐在する地域によってもちろん手当は異なりますが、ここでは主要な手当について紹介していきましょう。

 

海外勤務手当

海外勤務になるとそもそも海外勤務手当として、現地通貨での給与が支給されます。

一般的にすべての給与が現地通貨建てとなることは少なく、一部は日本円で支給されるケースが多いです。

 

危険地手当(ハードシップ手当)

海外勤務のエリアによって変動する手当です。

生活水準が高い都市であるほど手当の金額が低く、途上国であるほど金額が高くなります。

企業やエリアによってはこの金額だけで月額30万円以上になることもあります。

 

現地管理者・役職手当

日本では平社員でも、海外拠点に行くと現地国メンバーのマネジメントを任されるケースもあります。

そのときに、現地の管理者・役職者として手当の支給を受けることがあります。

事実上の昇格のようなものです。

 

住宅手当

企業によっては日本でも住宅手当がある企業もあるでしょう。

ただし、海外の住宅手当は日本とはスケールが根本的に異なります

自社の社員やその家族に「危険なことがあっては困る」ので、その国の中でも便利で安全・セキュリティが高い高級住宅地エリアの高級物件に住むことが普通です。

そのため家賃が30万~50万円というのは割と普通です

日本の年収1000万円程度のサラリーマンでは到底住むことができないような物件に住むことが基本的には可能です。

また、家賃だけでなく光熱費もすべて込みであったり、場合によっては家具・清掃やランドリーサービスなども付帯するサービスアパートメント形態の物件に住むこともあります。

 

家族帯同手当/単身赴任手当

既婚者で家族がいる場合はさらに別の手当があります。

家族がいて一緒に赴任する場合は家族帯同手当、家族を日本に残す場合は単身赴任手当が支給されます。

家族も一緒に海外に住む場合は、住宅手当の上限金額はあがることが一般的です。

 

子供の教育手当

子供と一緒に海外に住む場合、教育手当が別途支給されます。

子供の教育にどこまでお金をかけるか次第ですが、場合によっては子供の幼稚園~高校まで、学校への支払いの個人負担はゼロということもあり得ます。

ただし、海外駐在員のほとんどはお金に余裕があるので、補助される金額よりも高い教育費を支払う家庭が多いようです。

そのため、高額な待遇にも関わらず、なかなか貯金が出来ないという現象に陥ることも。

関連海外赴任でお金がたまらない人の特徴

 

外国語学習手当

赴任にあたり語学学習の費用を補助してもらえる制度がある企業もあります。

私の知っている範囲でも、赴任前の数カ月間、給料をもらいながら仕事をせずに語学学校に通うといったものから、年間で100万円以上の語学学習費用の補助など非常に大きな補助を受けられる企業があります。

ここで注目なのは手当の厚さだけでなく、海外駐在員に選ばれるのが必ずしも最初から語学が堪能とは限らないということです。

 

一時帰国手当

海外に滞在していたとしても年に数回の帰国の往復航空券代、ホテル代(日本に自宅がないことを想定しているため)が支給されます。

私が知る限り、企業によって家族全員分の渡航費用として年間に1回~4回位の帰国分をカバーしてくれるようです。

 

医療補助手当

海外で暮らしていくにあたり、医療体制のバックアップは非常に重要です。

そもそも日本とは病院のレベルが違ったり、受診するシステムが違うこともあるのが海外生活。

そのため、医療サポートを提供している企業と契約している会社が多く、日本の場合は30%は自己負担ですが、海外駐在員の場合、医療費が無料になるケースも多いようです。

医療費が無料になることから、海外駐在員期間中に進んで現地国で子供を出産する人もいるそうです。

出産にかかる検診から出産時の入院、事後の検診費用まですべて無料のケースもあります。

 

 新興国用の特別手当

ここからは特に新興国の場合の手当について説明します。

新興国の場合、日常生活を送ることがたいへんになるため、先進国にはない特別手当が存在します。

 

交通・自動車関連手当

交通の便が悪いエリア、もしくは徒歩移動に危険を伴うような地域の場合、会社から自動車およびドライバーを支給されることがあります。

家族も一緒に海外に住む場合、一家に車が2台、ドライバーが2人という生活も普通にありえます。

これは通勤に限った利用でないことが普通で、日本の生活だともちろん個人で負担する土日祝日のプライベート利用の交通費がゼロになることもよくあるようです。

もちろん、駐車場代(そもそも多くのケースで駐車場代という概念がない)、ガソリン代、自動車保険代なども会社負担です。

お抱え運転手付きの生活は憧れますね

 

健康診断渡航手当

医療水準が一定以下と判断された地域の場合、健康診断を受けるために近隣諸国や日本への渡航費用が企業負担になるケースがあります。

家族とともに海外赴任をしている場合、家族の健康診断もカバーされていることが普通ですので、「健康診断を受ける」という大義名分はありつつも実際は家族揃っての海外旅行となるケースもあります。

海外で健康診断をする場合は日帰りでないことが一般的ですので、その場合は一定期間のホテル代も企業が負担することが多いようです。

 

買い物支援手当

生活用品が手に入りにくい主に新興国地域の特別手当です。

内陸部の場所によってはシーフードが手に入りにくかったり、宗教的な理由で牛・豚肉など多くの日本人にとって日常的に食べる食材が手に入りにくいことがあります。

その場合に、会社が食料品調達を支援してくれたり、場合によっては、近隣諸国への渡航費用が補助されるケースもあります。

「食料品調達」という大義名分のもと、家族揃っての海外旅行ができることがあるということです。

 

 一回限りの住居関連手当

ここまでは定期的に支給される手当について紹介してきました。

次に紹介するのは、基本的には一回限りの手当です。

主に引っ越しに伴う住居関連費用等がこれにあたります。

 

引っ越し手当/荷物保管手当

海外赴任に伴う引っ越しの場合、船便や飛行機便で生活用品を送る必要が出てきて金額も高額になるので、引越し費用は全額会社が負担するのが一般的です。

また、特に家電は電圧の関係で日本で使っていたものは海外で使えないことがあります。

また日本の家具のサイズ感と海外の家具のサイズ感が合わないことも多く、すべてを海外に運ぶのではなく日本国内で倉庫に荷物を預けることもあります。

もちろんこの費用も会社が負担をしてくれます。

手当で支給されるというよりは、会社負担で全て賄われることが多いようです。

 

海外生活支度準備手当

これは引越し費用とは別に支給される費用で、企業によって支給されるそうです。

国の天候事情に合わせた衣料品の新規購入、気温・電圧に合わせた家電製品の買い替えなどを想定した手当です。

私の友人はこの海外生活支度金だけで数十万円の支給を受けたと言っていました。

ちなみに、海外赴任時だけでなく、帰国時も同様の手当が支給されることもあるようです。

 

家具購入補助手当

海外で新たに生活をするにあたり、家具を現地調達することを想定した費用補助です。

本来であれば実費精算すべきような項目ですが、手続きが煩雑になることもあり固定金額が支給されることが多いようです。

数十万円から企業によっては100万円以上が支給されることもあるようです。

我が家にある家具全部合わせても30万円もしないんですが・・・

 

海外駐在員の所得税・住民税

ここまでの手当の増額による給料アップ効果ですでに凄すぎると思うのですが、さらに税金の支払い負担が実質ゼロになることが多いことも見逃せません。

正確にいうと、国内に住民票をおいていない場合、国内の所得税・住民税の負担はゼロになります。

メモ

住民税は、前年(1/1~12/31)の所得に対して、1月1日に住んでいる市区町村で課税されることになっているため、数ヶ月のタイムラグが生じることが多いです

日本国内での税負担がなくても、現地国での給料をもらっている場合、現地国での税金の支払い義務が生じているのですが、多くの企業では会社側で負担されることが多く、個人レベルで見ると実質税金支払がゼロになることが多いようです。

日本で年収が1000万円を超えている場合、所得税と住民税を合わせて100万円以上の支払いになることが普通ですので、インパクトは非常に大きいです。

 

海外赴任で年金・社会保険料は支払うのか?

一方で年金・社会保険料は日本に払い続けることが普通です。

ずっと海外にいるわけではないので年金の支払いにブランクが出来ても困りますし、一時帰国時に病院に行ったときに全額自己負担になっても困るため、継続的に支払いが行われます。

ただし、会社によってはこの金額も会社でカバーされることもあるようで、私の友人のように額面年収がそのまま手取り年収となることもあります。

 

海外駐在員はマイルが貯まりまくり?

海外駐在員の待遇がいかに高水準であるかを説明してきましたが、さらにまだ「隠れた金銭的」メリットが存在します。

もうお腹いっぱいという感じですが、もう少しお付き合いください

 

出張手当

一般的に、海外赴任をしている人は出張が多いです。

日本と違い海外拠点の人数は少なく、一人がカバーするエリアが広く、視察・会議・イベントなどに駆り出される頻度も日本より多いためです。

また当然ながら日本への出張が入る人もいるでしょう。

また、海外赴任が決まるまでに数回出張をすることが一般的でもあります。

さらに、出張の多さに付随して得られるのは出張手当だけではありません

 

マイルが貯まる

圧倒的に航空会社のマイルが貯まります

企業負担で飛行機になることが多いのですが、航空券は実費精算でもマイルは個人に貯まることが一般的です。

マイルを企業に還元するといった話は、私は聞いたことがありません。

よく、マイル修行といってJALやANAの上級会員になるために一生懸命に飛行機を繰り返し乗る人がいますが、海外赴任になると自己負担ゼロで上級会員になることも普通です。

航空会社の上級会員

ANA 

 SFC(スーパーフライヤーズカード)

JAL

 JGC(JALグローバルクラブ)

上級会員になると航空会社のラウンジの利用(カードラウンジとはクオリティが違う上級ラウンジ)できたり、優先チェックイン荷物の優先受け取り、預け荷物の重量増加などのメリットを受けることができます。

 

海外駐在の待遇を知ると、マイル修行をするのが馬鹿らしくなりますね

 

ホテルのポイントが貯まる

出張が多いと会社負担でホテルに泊まることが多いですが、大抵の場合自分自身でホテルを選択して、建て替え精算をすることが多いです。

その際に、ある特定のホテルグループに宿泊を集中させることでホテルグループのポイントを手に入れることもできます。

先程のマイルと同様、会社側がホテルのポイントにまでとやかく指摘することは少ないです。

*場合によっては、会社支給のクレジットカードで精算が義務付けられていることもあります。

代表的なホテルの会員制度は、マリオットグループの「マリオット・ボンヴォイ(Marriott Bonvoy)」です。

2018年の8月に、「マリオット リワード」が「スターウッド・プリファード・ゲスト(SPG)」と統合して、世界最大のホテル会員プログラムとなりました。

 

海外駐在員は年収アップの近道か?

今回は、海外駐在員の待遇について紹介させて頂きました。

企業や赴任するエリアによって、手当は異なります。

ただ、今回ご紹介した例は、決して極端な例ではないと思います。

私の周囲の数人の実際の友人へのインタビューも含めて情報を集めた上でご紹介させて頂きました。

ご覧いただいてわかるように、海外駐在員は年収アップを実現する転職の有力な方法論の一つと言えます。

次回以降の記事では、海外駐在員になるための方法についても考察してみたいと思います。

  • この記事を書いた人

BON

転職経験3回の年収1200万のサラリーマン

営業職から職種を変えるキャリアチェンジ転職を経験し現在はマーケティング職に従事。

「やりたい仕事」「年収をアップ」を実現することがモットーです。

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