転職ノウハウ

キャリアチェンジ転職を成功させるポイント|分析・戦略メソッド編

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キャリアチェンジ戦略

このサイトでは、職種を変える転職、すなわちキャリアチェンジ転職についてのノウハウを紹介しています。

私自身も約6年間の営業からキャリアチェンジをし、今は自分が「やりたい仕事」であったマーケティング職につき、1000万円以上の年収になっていますので、やりがい的にも給与的にも満足できています。

今回は、キャリアチェンジ転職にあたり、どのような考え方で私が転職活動を行ってきたかについて全体像をお伝えします。

各項目の詳細に関しては、別途記事を書いていますので、まずは大まかな流れを捉えて頂ければと思います。

 

転職活動は営業活動である

キャリチェンジを伴う転職に限らず、転職活動全般に言えることですが、転職活動とは自分という商品を採用企業に売り込む営業活動といえるでしょう。

転職活動を成功させるための方法論はいろいろあると思いますが、私は転職活動を戦略的に考えるにあたり、マーケティングのフレームワークを活用してきました。

マーケティングのフレームワークと言っても、小難しい理論を活用するわけではなく、最も有名といっても過言ではない「3C分析」を応用する方法です。

3C分析を使うと、シンプルに整理することができるのでおすすめです。

 

キャリアチェンジ転職における3C分析

3C分析について、ざっくりとおさらいしておきましょう。

以下の3つの分析対象の頭文字の「C」を用いて分析することから3C分析と呼ばれています。

3C分析

Customer(市場・顧客)

Company(自社)

Competitor(競合)

マーケティグ戦略の基本的なフレームワークですが、あらゆるシーンで活用できるおすすめのフレームワークです。

そして、これをキャリアチェンジ転職にも応用します。

転職活動の3C分析

Customer

 =採用市場・応募先企業

Company

 =自分(自己分析)

Competitor

 =他の転職者

 

キャリアチェンジの難易度とは?

なぜ、キャリアチェンジ転職に戦略が必要になってくるかというと、同業種・同職種の転職よりも難易度が高いからです。

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中途採用は基本的に、「前職での経験・実績」を売り込むものですが、キャリアチェンジをする場合は「前職での経験・実績」は大きく見劣りします。

つまり、不利な状況からスタートしていることになります。

そのため、真正面から他の転職者と勝負するのは得策ではありません

しっかりと分析をして、自分が勝てるフィールドで勝負する必要があります。

それでは、実際に3C分析を応用して、具体的にどのようなことを分析するのか紹介していきましょう。

 

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採用市場・企業分析(Customer)

マーケティングにおいては、大きく分けるとマクロ分析(社会や経済などの動向)、ミクロ分析(企業や業界を取り巻く環境)の2つの分析があり、別にフレームワークを活用して分析することも多いです。

キャリアチェンジでも基本的な考え方は同じですが、できるだけシンプルでわかりやすくするためにここではより転職に特化した分析切り口を紹介していきます。

より具体的な方法論についてはこちらで紹介していますので、合わせてご覧ください。

 

トレンド分析

まずは全体のトレンドを分析します。

大きく4つの方向性に対して、自分なりの回答を持てるようになっているとよいでしょう。

ココがポイント

世の中はどこに向かっているのか?

今後需要が高まる業界・企業は?

今後需要が高まる職種は?

今後注目を集めるスキル・知識は?

特に、今後人気となる職種や、具体的にの分野が注目を集めるのか?ということを押さえることが重要です。

たとえば、私のマーケティング職の場合だと以下のような仮説が立てることができます。

マーケティング職に関する仮説

5G時代の到来

⇒全産業で大量のデータを扱う機会が増えるため、大量のデータの分析に長けたデータサイエンティストの需要が高くなるのでは?

AIの発達

⇒データ分析はより高度に自動化されていくため、数字だけでは証明しにくいブランド領域やファンコミュニティマネジメント領域の価値が相対的に高まるのでは?

多角的に分析をして分析の正しさを追求することも大事ではありますが、それ以上に自分自身の仮説を持っていることが重要です。

自分自身の仮説を持っていると、日々の自分自身の活動の指針・原動力になりますし、採用の面接の際にも活用できます。

 

業界・企業分析

世の中の全体的なトレンドを押さえたあとは、より具体的に志望する業界・企業について分析していきます。

ココがポイント

トレンドに対して業界はどのような影響を受けるか?

業界の中で生き残るために企業はどんな戦略を取るか?

企業はどんな人材が必要になるか?

ここでのポイントは、世の中のトレンドという大きな視点から思考をスタートさせて、求める人物像まで落とし込んでいくことです。

つまり、求める人物像は企業戦略とつながっており、企業戦略はもっとも大きな世の中の流れとつながっているという一連のストーリーが重要です。

ここをストーリーを自分の中で確立することができると、「なぜ今までの経験値を捨ててまで、職種を変えたいのか?」という最も納得の行く答えが求められる質問に対しても、筋道の通った回答ができるようになり、職務経歴書や面接対策の時に非常に役立ちます

ここをしっかり整理できるか次第で、採用確率はグッと変わってくるはずです。

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競合となる転職者分析(Competitor)

次に、自分と同じポジションに応募する転職者の分析をしていきます。

一般的には、未経験者のあなたに対する相対的な強みとして具体的な実務経験や実践に裏打ちされた専門知識やスキルがあげられるはずです。

つまり、それ以外のポイントで競争相手に対して優位になるような具体的な何かを提示する必要があります。

企業が「求める人物像」の要件は、専門的な知識・スキルだけではありません。

「求める人物像」に入る要件のうち、競争相手となる彼らがまだ「持っていなさそう点」を探っていきましょう。

ポイント

特定の業界の経験・知識

特定の企業とのコネクション

特定の事業フェーズの経験(事業立ち上げの経験など)

 

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自己分析(Company)

最後に自己分析です。

自分の勝負どころを見極めるために、キャリアチェンジ転職における自己分析は非常に重要な作業になります。

ココがポイント

企業が求める人物像の要件に該当

競争相手に対して優位に立てる

自分が得意(好きだとさらに◎)

そして、自己分析には大きく2つの方法論がありますので、順番に紹介します。

 

自分のキャリアを振り返る定性分析

就職活動でおなじみの「自分史分析」「ストーリー分析」と呼ばれるものです。

これまでの自分の中で印象に残っている出来事などを書き出して、自分の好きなこと・嫌いなこと、得意なこと・苦手なことをあぶり出していくものです。

最近の書籍だと、Showroom社長の前田裕二さんが著書『メモの魔力』で自己分析のための1000問の質問を紹介し話題になっていました。

はじめての就職活動のときに、この自己分析をやったことがある人も多いと思いますが、私は就職して数年が経ち様々な実務経験を積んでいる転職希望者こそ自己分析をするべきだと思っています。

新卒のときはまだ職務経験がないため、自分の強みや弱みを推察する材料が足りません。

一方で、転職のタイミングだと、自己分析をするための情報や経験が豊富なため、より納得感のある自己分析ができると思います。

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自分の適正を発見する定量分析

もう一つの方法は定量的な分析、すなわち適性テストのようなものです。

いくつか有名なものもありますが、私がダントツでおすすめするのは、ストレングス・ファインダーです。

最初に受けたのはもう10年近く前になりますが、今でも私は10年前にストレングスファインダーで特定した「自分の強み」をベースにキャリアを構築しています。

非常に有益なツールであり、本を一冊買えば、受験できるものですので、ぜひ取り入れてみることをおすすめします。

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キャリアチェンジ戦略の実行

ここまで分析を進めていくと、かなり具体的に自分の道筋が見えてきているはずです。

キャリア戦略の骨子は完成したと言えるでしょう。

しかし、実際に戦略を戦術レベルに落としていくためには、もう少しだけ解像度をあげる必要があります。

 

1_ターゲットの選定

営業活動でもマーケティングでもそうですが、「何を売るか」よりも「誰に売るか」というターゲット選定が重要です。

転職活動においては、「自分のどこをアピールするか(What)」を考えることも重要ですが、それよりも「どんな企業に応募するか(Who)」を先に選定する必要があります。

このときに重要なのは、未経験の自分でも採用してもらえる可能性が高そうなターゲット企業群を選定することが重要です。

営業でいえば、購入確度の高い顧客群の特定ですね

 

2_ポジショニング&アピールポイントの選定

競合(他の応募者)を意識した上で、自分のアピールポイントを明確化していきます。

つまり「なぜ経験者である他の人ではなく、未経験者の自分を採用するのか」ということに対する答えを用意していく作業です。

実際の転職活動の際には、「このターゲットであれば、この部分をアピールする」と言った具合に、ターゲットとアピールポイントの組み合わせを考えるようなつもりで、行ったり来たりしながら考えを深めていくとよいでしょう。

 

転職時期の戦略

最後に、特にキャリチェンジにおいて重要な視点を紹介しておきます。

それは戦略の中に、「今すぐ勝負しない」という選択肢があるということです。

「勝つために武器を整備する」準備期間を設ける戦略。

つまり、具体的には資格を取得したり、スクールに通ったり、社内ボランティや副業で擬似的な実務経験を積んだりと「未経験の弱み」を補強することで選択肢を広げる戦略です。

企業によっては明確に「実務経験」しか評価しない会社もあるでしょう。

一方で、実務経験はなくても自主的に動いて得た知識や経験、そして何よりも仕事に対するモチベーション・行動力を買ってくれる企業は必ず存在します。

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 キャリアチェンジは戦略的に

今回は、キャリアチェンジに向けた戦略の考え方をご紹介しました。

多少時間はかかりますが、こうやってじっくり分析すると、職務経歴書を書くのも、面接の対策もバッチリ準備が整います

「職務経験がないのをどうやって補うつもりか?」という弱みをついてくるような質問に対しても、面接対策というテクニック論ではなく、企業戦略から落とし込まれた一本筋の通った回答できっちり打ち返すことができるようになっているでしょう。

ぜひ、みなさんが本当にやりたい仕事につけることを願っています。

  • この記事を書いた人

BON

転職経験3回の年収1200万のサラリーマン

営業職から職種を変えるキャリアチェンジ転職を経験し現在はマーケティング職に従事。

「やりたい仕事」「年収をアップ」を実現することがモットーです。

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